女性の心に刺さる広告文の考え方

女性の心に刺さる広告文の考え方

こんにちは、株式会社アイトリガー佐賀オフィスの池田です。

今回は女性に刺さる広告文について考えていこうと思います。
なぜ、このテーマにしたかと言いますと、
私以外の男性メンバーと広告文を共有する際、感性や考え方が違うな~と感じたからです。
※佐賀オフィス立ち上げ時は女性メンバーは私1人だけでした。3期目となった今は4人に増えました~

改めて、「女性が好む広告文ってどんなのだろう?」と思い、
感覚ではなく、文字に起こして考えてみることにしました!

広告運用をする中で、様々な業界のお客様からご依頼をいただくかと思います。
例えば、エステ、化粧品、サプリメント、健康食品など女性向けの商材について運用することも多いですよね。
男性の運用者であれば、女性目線で広告文やキーワードを考えることは難しいと感じる方も多いかもしれません。
「あぁセンスないな~」って思っていませんか?大丈夫です、センスではなく、テクニックで改善しましょう!

今回は、女性に刺さる広告文を考えていくために、以下の3つにテーマを絞りました。

1.広告がクリックされる仕組みを理解する

広告の訴求に関わらず、まずは広告がクリックされる仕組みを理解することが重要です。
より多くのユーザーに広告を見てもらうためには、上位に掲載されなければいけません。
入札単価を上げれば掲載順位も上がると思われがちですが、必ずしもそうではなく、掲載順位を決める広告ランク(オークションランク)は、入札単価、オークション時の広告品質、広告ランクの最低基準、検索状況、広告表示オプションの見込み効果など様々な要因の組み合わせによって決まります。

よって、広告の品質が高いと判断された広告は、入札単価が低く設定されていても上位に掲載される可能性があります。

つまり、広告の品質が高いほど費用は抑えられ、広告の掲載順位が高くなり、広告効果も高まります。
予算が限られている場合、入札単価をむやみに上げることはできませんよね。

ですので、今回は掲載順位を上げていくために広告の品質をどのように上げていくかをお話します。

広告の品質を上げるためには、ユーザーにとって関連性の高いキーワード、広告、リンク先ページの提供に注力することで、ユーザーが広告をクリックする可能性を高めることができます。

クリックされやすい広告を作るポイントとして、以下の4つが挙げられます。

・サービス、商材の特長を表現する言葉を簡潔に入れる。
・検索キーワードと関連性が高くなるような内容にする。
・タイトルや説明文に検索語句を入れる。
・複数パターンの広告文を用意する。

サービスや訴求内容を広告に入れるだけでなく、狙ったユーザーに広告をクリックしてもらうためには、ユーザーが検索している語句と広告が一致していることが望ましいです。
また、最もアピールしたい情報は目に付きやすいタイトルに入れるのが基本ですが、タイトルや説明文のどの位置にどの情報を入れると効果的かなどは、ABテストを実施して検証してみましょう。

参考:
Google広告ヘルプー広告品質の改善
Yahooプロモーション広告ヘルプー掲載順位の決定方法
Yahooプロモーション広告ヘルプークリックされやすい広告を作る

それでは以上のことを踏まえて、次から本題の女性に刺さる広告文について考えていきましょう!

2.女性の行動心理を理解する~男性脳と女性脳の違いは?~

女性と男性とではモノを見る視点や基準が違っています。

ここでは、まず男性脳と女性脳の違いに注目し、女性がどういった考えで商品やサービスを購入しているのか、女性に好まれる広告文はどんなものかを見ていきたいと思います。

①男性脳と女性脳の違い

男性脳と女性脳の違いだと以下の点が挙げられます。

参考:Smartlog

普段意識することはあまりないと思いますが、男女の脳の違いってこんなにあるんですね~。
では、女性にフォーカスして見ていきましょう。

②女性はイメージや共感を大事にする

①で挙げた通り、男性脳を持っている人は商品の機能やスペックを重視するのに対し、女性脳を持っている人は、イメージや周りに共感してほしいという思いが強いのです。
広告文を考える際は、女性ユーザーが共感を得ることができ、「自分ごと化」できるかどうかがポイントになります。

例えば、

「〇〇でお悩みですか?」
「毎日頑張るあなたへ」

のように、女性が持っている悩みに共感出来たり、安心感を与えることで購買へと繋がります。

また、直観力や感性に優れている女性脳の方は、流行にも敏感です。
新しいカフェやパンケーキ屋がオープンしたら並んででも食べに行きますよね!
流行のメイクや流行のファッション、様々な分野の流行に敏感な女性が多いです。

そんなオシャレな女性への訴求なら、

「インスタで話題!〇〇」
「口コミで大人気!」

のような広告文が効果的です。

他の多くのユーザーが使用している商品なら安心して使用できるというイメージを持てることが購買へと繋がります。

余裕があれば、Instagramのハッシュタグで検索してみてください。その商品や類似商品で見てみると、どんなユーザーが使用しているのか、どんなところを気に入っているのか生の感想を見ることができます。ペルソナの参考にもなりますね。ぜひ広告文を作る際のヒントにしてみてください。

③女性が好む広告文

ここでは7つのポイントで、実際にどんな広告文が効果的なのか考えてみました。

■音感

キラキラ、フワフワなどの音感から商品の”イメージ”を連想することができます。

・キラキラ輝く未来に~
・〇〇でホッと一息
・フワフワのパンケーキが人気

■実績

他のユーザーも認めている安心感があり、信用を得られやすくなります。

・口コミで大人気の〇〇
・満足度98%!〇〇
・雑誌や新聞でも取り上げられた~

■スペシャル

期限付きの商品や1つのテーマにまとめられた条件事に強い関心を持ちます。これは、女性特有のリスクを回避したいという性質から「今買わないと損する」という心理が働き、購買につながります。

・数量限定!今だけお得な〇〇
・夏限定、〇〇フェア開催中
・プレ花嫁特集!式場選びなら〇〇

■自分メッセージ

これは女性の打ち明けられない悩みや自分の弱さを励まし、気持ちを代弁してくれるものです。仕事や子育てに奮闘する、多くの女性たちの共感を得ることができます。

・私らしく輝く毎日を
・仕事に、子育てに、頑張るあなたに
・ちょっとしたご褒美に〇〇

■安心パターン

商品を新規で購入する場合や初心者の場合など、女性ユーザーの不安な気持ちを払拭し、新規ユーザーを取り込む場合に効果的です。

・安心の30日間返品保証
・初心者のための〇〇
・まずは無料相談受付中

■憧れパターン

女性が普段心の奥にしまっている潜在的な憧れを引き出すことで購買につなげることができます。

・ちょっと贅沢な〇〇
・プレミアムルーム
・オーダーメイド家具

■呼びかけパターン

女性が普段目を背けていることに対して、呼びかけることで気になっている気持ちを明確にすることができ、関心を持ってもらうことができます。

・最近イライラしてませんか?
・〇〇放置してませんか?
・〇〇でお悩みの方へ

参考:女性マーケティングチャンネル

3.記号やひらがな・カタカナを効果的に使用して女性の目を惹く

記号

推したい商品やサービスは記号を効果的に使って、アピールしましょう。(記号は連続して使えないので注意)
GoogleとYahooでは使える記号と使えない記号が違うので詳しくはヘルプを参照してください。

参考:
Google:[ブログ記事] Google 広告で使用できる記号一覧
Google:編集基準と表現 – Google 広告ポリシー ヘルプ
Yahoo:使用可能な記号種別

Google広告では、タイトルに「!」を入れることはできませんが、Yahooであれば「!」が使えますね。

Google:今話題の〇〇サプリメント
Yahoo:今話題!〇〇サプリメント

カッコだと、Googleでは【 】や『 』が使えますが、Yahooでは( )しか使えません。

※2020年5月にYahoo!も墨付きかっこ【】が使えるようになりました。

Google:今話題の『〇〇』を買うなら、【公式】〇〇〇〇
Yahoo:今話題!〇〇を買うなら、(公式)〇〇〇〇

ひらがな・カタカナ

これは、女性ならではの感性なんだろうなと感じました。
ひらがなやカタカナの方が柔らかい印象を持てます。
ひらがなやカタカナを使うことでメッセージ性を強めた表現にすることができます。

例えば、
「〇〇の新しいカタチ」のように、「形→カタチ」と変換します。
「私→わたし、ワタシ」「大人→オトナ」「可愛い→かわいい、カワイイ」「物→もの、モノ」
漢字だと見え方が強すぎたり、直接的だったりする表現をひらがなやカタカナを使うことで、少し柔らかい表現にすることができます。

おまけ:こんな広告文は女性を遠ざける

広告文を考える中で、他社の広告を見て表現を参考にしたりすることもありますが、
私が見つけた嫌だな~と感じた表現をご紹介します。

①オバ肌を撃退!目指せー10歳肌

「オバ肌」というワードがアウトですね。
もちろんいつまでも若くキレイでいたい気持ちはありますが、自分の肌をオバ肌と言われたくはないはずです。

②ドブのような口臭が0に!

確かに口臭は気になりますけど・・・「ドブ」って品が無いですよね。
「気になる口臭をケア」などの表現の方が女性には好ましいですね。

③激ヤセできる〇〇ダイエット

「激ヤセ」というワードがウソっぽいのと、不健康そうなイメージを持ちます。

直接的な表現は引きが強く一見良さそうですが、女性の悩みやコンプレックスが表示されると、ネガティブに受け取ってしまうユーザーも多いため、出来れば避けた方がいいでしょう。
しかし、キャッチコピーとは違って抽象的になりすぎても良さを伝えることができないので、具体的な情報を入れつつ、工夫した広告文を考える必要があります。

もちろん全ての女性に当てはまるわけではないですが、多くの女性がこのような傾向を持っているということが分かったのではないでしょうか。

ユーザーの気持ちをガッチリ掴んで素敵な広告を出していきましょう!

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